雛人形・雛人形販売のまるぎん

雛人形買い方のコツ

思い出

『「いのち」の終りに三日下さい。母と雛かざり。あなたと観覧車に。子供達に茶碗蒸しを』 これは福井県丸岡町(現坂井市)が募集している「日本一短い手紙」9万通の中の、気になる一通です。母親と一緒に雛人形を飾ったあの日のことは、いくつになっても決して忘れることのない最上級の思い出なのです。 以下は、その思い出の雛人形を買うためのコツです。


雛人形はいつ買うのがベストか

雛人形は早くても立春(2月4日頃)過ぎから2月中旬に飾るものです、ということは逆算して1月のお正月明けから2月中頃が雛人形御買上の時期です。当店でもこの時期の土、日は大変混雑いたします、「雛人形をじっくり見定めたい」「屏風や雛道具をあれこれ入れ替えて比較してみたい」という方は平日の御来店をおすすめいたします。 ピーク時の土、日は販売員もアタフタとして、まれにご満足のいく接客が出来ないことや伝票ミスなどもおきてしまいます。(言い訳ですが)
また早期販売と称して11月〜12月から雛人形を売り出すお店もありますが、この時期の御買上はお店側の事情をまずご理解下さい、というのは、この頃は次年度向けの雛人形は一部がまだ製造中のため完全には出揃っていません、特に年内は前年からの持ち越し在庫をまず飾って、売れたら入荷品を飾るというお店もあるからです。
そんな訳で、雛人形の御買上は、新製品の品揃えが充実している1月から2月中頃の平日に買うのが一番いいのです。 百貨店の雛人形売り場もそうですが、当店も含めた浅草橋地区の雛人形のオープンはお正月明けからです。(正式オープン日はトップページのお知らせ欄に記載) 年内は店頭販売は致しておりませんのでご注意ください。

雛人形を買う前に家族会議をする

イ. 雛人形を飾る場所をまず決めましょう。七段飾りを意気込んで買ったものの、飾る場所がなくて、仕方なくお父さんは押入れに足を突っ込んで寝ていた、という笑い話が昔はよくありました。
ロ. 雛人形を大体決めましょう。衣裳着人形か、木目込み人形か、親王飾りか、三段飾りか、人形は、二人か、五人か、十五人か、などですが、親王二人だけでは、寂しい、華やかさがない、七段十五人飾りは、場所も取るし、飾るのもしまうのも大変、という理由で、最近の流行は、三人官女をつけた五人飾りです。
ハ. 雛人形を買う予算を決めましょう。実家からいくら援助していただけるかで、大体の予算が決まります。実家の両親が20万円の雛人形をすすめるのに、若夫婦は「10万円のでいいわ、残りの10万円は現金で私達に下さい」なんて、店頭で言い争いしている例もときたまあります。人形屋さんはこれを聞くと悲しくなるのです。
ニ. 相談がまとまったら何軒かお店を見て廻りましよう。そして、上の3つに見合った雛人形のみを徹底して見ることが最大のコツです、そうすることで雛人形を見る目が養われます。あれもこれもと見すぎてしまうと、訳がわからなくなってしまいます。
もし迷ったら、一番最初に気に入った雛人形にしましょう、二転三転する方もいらっしゃいますが結局最初のに落ち着く例が多いようです。

買うとき役に立つ専門用語 その1

雛人形の大きさを表す用語は独特です、小さい順に、柳、芥子、三五、十番、九番、八番、七番といいます、つまり三五より十番、十番より九番のほうが大きいのです、ややこしいのは、十番は高さ何センチという基準がなく、A人形職人の十番とB職人の小十番(三五と十番の中間を小十番といいます)が同じだったりします。
さらにややこしいのは、京都基準というのがあって大きさの呼び方が一回り小さく、例えば京十番と三五が同じような大きさなのです。業界内にも「基準を作って統一しよう」という声もありますが、なにせ歴史のある商品なのと、また自分の作った雛人形は一番と自負している職人気質からもなかなか難しい状況です。 大きさの呼び方はあくまで目安程度とご理解のうえ雛人形選びをしてください。

買うとき役に立つ専門用語 その2

雛人形二人だけの飾り方を、通常『親王飾り』といっていますが、それぞれはなんというのでしようか。歌にもあるように、「内裏さま」と「おひなさま」とか「男雛」「女雛」が一般的のようですが、節句人形業界内では、『殿』『姫』という言い方をしています。じつに簡単、明瞭で間違えようがなく、業界人がまず覚える専門用語のひとつです。 ちなみに、殿、姫二人は単に親王とか玉(たま)とかいいます。
また雛人形のお顔部分を頭(かしら)といいます、頭は頭専門の職人(頭師)が作ります、その頭を雛人形制作の最後に上から差し込みます、木目込み人形の場合は接着剤で固定しますが、衣裳着人形の場合は接着剤なしで差し込むだけですので簡単に取り外しできます、したがって、もしキズつけてしまった頭は簡単に交換可能です。 『京七番の殿の頭』の意味、これでもうお分かりですね。

雛人形は見て買う

当店が通信販売にこだわらない理由の一つは、パソコンの画面上やカタログ゙では雛人形の色や感じが充分に表現しきれないからです。 雛人形の衣裳が、オレンジぽい赤色と思って注文したのに、届いたのはイメージと違う赤色だった、というのは仕方のないことですが、同時に「納得いかないわー」となってしまいがちです。 電気製品やTシャツ程度なら通販で買ってもさほど問題はないでしょう、しかし見ることを楽しむ雛人形は、店頭でよく見て納得してお買い上げ頂きたいのです。そんな理由で通信販売はいたしておりません。 ですから極力ご来店下さい、当店は秋葉原の隣、浅草橋駅東口下車左へ四軒目です、急な雨降りで傘がなくても26秒濡れるだけです、そして販売員と充分にご相談下さい。対面してのご相談販売こそ、お気に入りのお雛様を見つけていただくための最大のサービスと自負しております。
なお、雛人形の店頭販売はお正月明けより3月3日の期間のみです、オープン日はトップページのお知らせをご覧下さい。 ただし、雛人形以外の各種お道具(屏風、ぼんぼり、桜橘など)や雛人形の持ち物(刀や扇など)は店頭販売はもちろん通信販売も行なっています、【雛人形用道具単品売りのページ】へどうぞ。

正絹にこだわらない

かなりの割合のお客様から「この雛人形は正絹ですか」というご質問があります。 実は正絹といってもピンキリです、極上品の素晴らしいものもあれば、プロ(金襴屋さんといいます)が見てもはっきりしない安価なものもあります。デパートもそうですが当店でも3分の2は化繊物です、「どうしても正絹物を」という方は、見て、触れて、明かに違いのわかるものをお求め下さい、少々値は張りますが。
はっきりと違いがわからないような正絹物より、いい化繊物のほうが、色合いが゛素敵なものも多数あります。

迷ったら金屏風にする

お雛様の後ろに置く屏風次第で、雛人形は良くも悪くも見えます、特に最近は絵入りで色付のものが多く、雛人形との組み合わせ次第で売れ行きが随分と違うほど重要です。 そこでおすすめは金屏風です、結婚式の新郎新婦の後ろにあるお馴染みの屏風ですが、この金屏風は和装にも洋装にも合うのです、だからこそ大昔から今日まで、結婚式に金屏風は付き物なのです、雛人形も同様です、金屏風はどんな色柄の人形であろうと違和感がありません。 「雛人形は気に入ったが屏風がいまいちね」という方は、金屏風への変更をおすすめします。 昔からの六曲屏風と奥行のとらない三曲のコの字型のものがあります。

予算をオーバーしそうなら、いい親王さまだけを買う

気に入った雛人形のフルセットを買いたいが予算をオーバーする、という場合、親王様だけをとりあえず購入するという方法もあります。 お道具や三人官女は、欲しくなったら来年でも再来年でも買えばいいのです。但し、雛人形にも流行はあります、1〜2年ではわかりませんが10年では随分と違ってきます、特に三人官女は2〜3年内でのご購入をおすすめします。 その場合、お雛様現物かお買い上げの伝票をご持参下さい、大きさ、ランク等でお奨めの商品が違ってきます。

親王飾りの平飾り台は、あってもなくてもいい

雛人形やお道具類の下に置く大きな台です、あれば豪華ですが、台なしの毛せん飾りでもいいですし、台は他のものでも代用できます。例えばベニヤ板をホームセンターなどで適当な大きさに切ってもらい、上に毛せんをかけるだけで立派な台になります、足の部分は本、収納ボックス、ダンボールなどで代用します。こうすれば安上がりに、しかも収納にも困りません、毛せんは単品売りしています。 但し、最近の平飾り台は、同じ材質と色の屏風とのセット販売が多く、台無しの要望は難しいものがあります、(茶色系の台、屏風にその傾向があります) 黒塗りのものはほとんど台無しで屏風のみの販売が可能です。

雛人形は少し離れてみる

雛人形は全体の雰囲気を見ましょう、そのために1〜2mは離れてみることをお奨めします、そうすれば全体のバランス、色などがよくわかります、あまりに近すぎるとアラばかりが気になり、セットとしての評価に迷いが生じます。 お買上のお客様から、布地の糸が1〜2本ほつれているとか、たまに左右の眉の高さが1ミリ違う、というお叱りがあります、眉は人間が毛筆で書き、ほつれやすい人形用の織物を切って、折って、縫って、雛人形の衣裳に仕立てるので、多少のことは仕方ないのですが、目を皿のように近づけて見てしまっているからです。これ、実は人形屋さんの一番困るクレームのひとつです、人形はすべて手作り品のため、どんな高価な雛人形でも完全無欠なものはない、といってもいい位です、もちろん1〜2m離れて欠点がわかるのは論外ですが。

ケース入りの雛人形の利点と欠点

ガラスケースの中に最初からセットしてある商品です。箱から取り出すだけですぐに飾れて便利ですし、ホコリをかぶらない、赤ちゃんにイタズラされない、などの利点があります。ただし収納となると、空間もしまうことにもなるため意外とかさばります。 それに対し、出し飾りセットは組み立て式で、又個々の箱に分かれているので収納が比較的ラクです。

お店を選ぶ際は宣伝文句を鵜のみにしない

年が明けると雛人形商戦に本格的に突入します、短期決戦なので、これはどうか、という宣伝文句で訴えるお店も出てきます。 まず価格です、雛人形は家電品などと違い価格のわかりにくい商品です、それをいいことに、二重価格などで大幅割引を過度に強調するのです。 また、製造直売をうたい文句にするお店もあります、雛人形セットは分業で作ります、全てを一社で製造することは絶対にありません、一部しか製造していないのに、製造直売だから安い、という店も要注意です。

お店選びと値引

雛人形の価格が妥当かどうかの判断は難しいものがあります。 浅草橋は古くからの人形の街です、10数店の人形屋さんがしのぎを削っています。ありとあらゆる雛人形が揃い、高い価格では他店にお客様を取られてしまいますから価格競争も激烈です、だから多くのお客様が関東一円から、中には、福島、新潟、静岡、山梨から、雛人形を買うためにいらっしゃるのです。 当店でも、店頭表示価格から20〜35%お値引きいたします(商品によって違います) お気軽に「これはいくらになりますか」と声をかけてください。安くはない買い物です、遠慮は無用です。セットの組替えにも対応いたします。

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