五月人形の中で近年圧倒的な人気を得ているものは、鎧や兜の平飾りセットです。 間口50cm程度の小型のものから120cmの大型まで各種ありますが、以前のような二段や三段飾りではなくて、一段の平飾りセットといわれるものが現在のメイン商品です。通常は、鎧か兜に台、屏風、弓太刀を加えたものが基本飾りです。これにオプションとして、かがり火、両立幟などをお好みで加えます。
五月人形の中心飾りを鎧にするか、兜にするか、はお好みです。
ただ、五月人形の鎧兜は身を守るお守り、という考え方からすれば、全身を防護する鎧が本式で、兜は略式という理屈も成り立ちます、さらに、鎧は具足ともいいます、具足とはすべてを具えている、という意味で、長男の飾りにふさわしい、という説もあります。
一般的に、鎧のほうが高価ですが、近年は小型の鎧や、間口を取らない二曲屏風飾りの台頭により平均的な価格の鎧飾りがよく売れています。
場所もない、予算もない、という方は、10万円以下のお安めの兜飾りを、
場所はないが、予算はある、という方は、高級兜飾りか、小型鎧飾りを(10万〜30万円)、
両方ある、という方は、大型鎧飾り(18万円以上)などはいかがでしょうか。
全国的に一番人気は、伊達政宗です、兜正面の三日月型の飾りが、ナイキのマークみたいで格好いい、というのがその理由のようです。二番人気は、徳川家康です、わが子も家康みたいに大出世して欲しい、という願望もあるのでしょう。
以下、上杉謙信、織田信長、武田信玄、真田幸村、前田利家、などと続きます、特にご当地の名将はその地方では圧倒的な人気です。
昔からある細長い鍬型(角のようなもの)のついたオーソドックスなごく標準的な兜は、鎌倉時代に流行ったので、源義経型といって名将兜とは区別しています(人形業界的にですが)。
ところで、2007年のNHKの大河ドラマは井上靖原作の「風林火山」でした。主役は武田信玄、上杉謙信、そして武田信玄の軍師、山本勘助です。
昔の東宝映画では、この山本勘助役を三船敏郎が演じたこともあるそうですから、知る人ぞ知る名将なのであります、山本勘助の兜は水牛のつの型の飾りがついたものが有名ですが、五月人形としてはあまり売れない兜でした、知っている人は少ないですからね。
ドラマとは関係ありませんが、もう一人おすすめの名将がいます、直江兼継という人です、山形は米沢藩主、上杉景勝の軍師で、なかなかの人物であったようです。この人の兜には、愛という字の前立飾りがついています、戦国時代に愛とは、恐れ入ります。
2009年のNHK大河ドラマはこの直江兼継が主役です。
五月人形一番人気の伊達政宗についてです、戦国時代の初代仙台藩主で、子供の頃病気で右目を失明したため独眼流政宗と称された名将です。この政宗、大変に派手というか、奇抜というか、おしゃれな装束で有名です、写真は現存する政宗の陣羽織ですが、現代にも通用するデザインには驚きます、よってしゃれた男のことを、伊達男と称するようになったという訳です。
さてその伊達政宗とは実際にどんな人だったのでしょうか。伊達政宗は関ヶ原の合戦の頃33才でしたから、まさに戦国時代を生き抜いた武将でした、政宗は実に筆まめな人で非常に沢山の書状が残っています、この当時の大名は、普通は秘書が代筆し、本人は署名して花押というサインを据えるだけです、ですから徳川家康や秀吉直筆の手紙はあまり残っていません。
ところが政宗は、大名や公家のみならず、家来などにもせっせと自分で手紙を書いていました。内容も相手によって文章を変え、しかも充分に心がこもった内容とのことです。さらに政宗は大変に酒好きだったようです、ただし、酔っ払うとすぐに家来を殴るなどの悪いクセもあったとか(すぐに反省したようですが)、 昼はおしゃれで立派な教養あるお殿様、夜は酔っ払い大名なんて、面白いですね伊達政宗という人は。
五月人形の名将兜の二番人気は徳川家康です、ただしご当地の静岡県や愛知県では圧倒的人気です、なにせ徳川300年の基礎を築いた家康こそ、今に至るも英雄として浮動の人気を誇っています、そんな家康の出世にあやかろうという訳で、徳川家康の甲冑は毎年必ず売れ筋なのです。
その家康が小牧長久手の戦や関ケ原の合戦に着用して勝利を収めたのが、しだの葉の具足です、本物は静岡の久能山東照宮に飾られてあります。
さて、そのしだの葉はいつも常緑で枯れることがないことから、繁栄と長寿を示しています、お正月のしめ飾りや鏡餅の下に使うのもこのしだです、葉の裏が白いのでうらじろと呼んでいます、また左右対称でうらが白いので、夫婦共白髪とかいう理屈もあります。漢字で書けば羊歯、細かくギザギザの葉が羊の歯みたいということから来たようです。
西洋の騎士が着用していた甲冑が日本に渡来して、日本の甲冑師が作った物を南蛮甲冑といっています。それ以前は刀や弓矢を防げば充分だったのが、鉄砲の使用が広まるにつれ、その防護用の甲冑が必要になったからです、特に徳川家康はこの鎧を大変気に入りいくつも作らせました。
写真のこの甲冑は、箱書きに「関が原御陣御着用具足」とあり、全重量14.45キロ、しだの葉の具足と共に徳川家康が関が原の戦いに持参したもののひとつといわれています。
鎧飾りは鎧自体の飾りなので顔がありません、中には恐いという人も出てきます。
そこで顔のついた鎧着大将とか、兜持ち金太郎などで、代用する人も増えてきました。
小さめの五月人形なので、可愛いという感じのする五月人形です。また、鎧,兜は身を守るお守り、という趣旨からも、これらは立派にその役目をはたしてくれます。
一時、黒塗屏風に金蒔絵をほどこしたものが大流行しましたが、今はオーソドックスな金屏風飾りが復活してきました。鎧や兜に合いやすい、上品、あきがこない、安いなどの理由からです。 一方、桐、ケヤキ、ひのき、など木目が見えるものが、今売れ出してきています。軽い、キズやホコリが目立たない、自然らしくていい、などの理由からです。 要は鎧や兜とのコーディネイト、飾るお部屋との調和です。当店では、組合せ自由ですからいろいろなパターンをお試しください。そして貴方の感性に合った五月人形をお選び下さい。
陳列台が収納箱にもなるというアイデアの飾り方です、 箱の中にすべてが納まってしまうので収納スペースが小さくて済みます。
「部屋が狭くて、大きな五月人形は無理」とかなりの割合のお客様がおっしゃいます、 台と屏風を付けると横長になり間口が広くなるからです。
そこで生まれたアイディアが二曲屏風や衝立飾りです、縦長の飾りのために間口が今までの飾りの半分か3分の2位で済みます、普通の屏風は4曲ですから、お値段も割安です。
バランスもよく、人形業界では「今後の飾り方の主流になるのでは」といわれています。
この3点の二曲屏風飾りの五月人形は、当社卸部が東京節句人形見本市に出品して、
大臣賞二回、東京都知事賞一回と、3年連続受賞した作品群です。
二曲屏風飾りは3年前には単なるアイデア商品と見られていましたが、最近では五月人形にはなくてはならない商品となりつつあります。 つまり飾るスペースに余裕がない、というお客様の悩みがこの二曲屏風飾り大ヒットの理由でもあるのです。
この3点は通信販売いたします、価格はお問い合わせ下さい。
鎧や兜がメインの商品とすれば次のような武者人形類は脇飾りとよばれ、仲人、親戚、兄弟、友人などが贈ります。
金太郎、桃太郎、暫(しばらく)、弁慶、勧進帳、矢の根、鐘馗、神武天皇、鳴弦、梶原、太閣、清正、飾り馬、張子の虎などです。
一番人気は金太郎です。源頼光(みなもとのらいこう)の四天王の一人、坂田金時(公時)の少年時代をあらわした紅顔の童子の裸姿のおなじみの人形こそ、五月人形のヒーローでもあるのです。
鯉のぼりの知識が全くない方のための豆講座です。
鯉のぼりは大きく分けて、ベランダ用(いわゆる団地鯉)とガーデン用(庭用)があります。
ベランダ用は、2mセット、1.5mセット、1mセットとあり(黒鯉の大きさが基準、赤鯉と青鯉は少しづつ小さくなる)、ポール、矢車、ロープ、取付け金具が付いています。ガーデン用は3mセットから10mセットまであります。これには、吹流し、黒、赤、青鯉、とロープ、矢車がセットされています。ポールは別売りです。竹さおや丸太を使う方も多いからです。
例えば4mセットの場合、ポールは8m位を使用します。又、半径4m、直径8mの空間が必要です。一番小さい3mセットでも、直径6mの空間がいりますから、ネコの額しかない庭のお宅では、あきらめてください。電線、庭木、屋根のトイなども要注意です。
ポールはアルミ製です、普通品と強力ポールがあります、海岸、丘の上などの強風地帯では強力ポールをご使用下さい。張り綱なしのさらに肉厚頑丈な強力ポールもあります。
鯉のぼりの素材は、ナイロンとポリエステル製がほとんどです。ポリエステル製は、色あせしにくい、軽くてよく泳ぐ、発色がきれい、などの利点がありますが、やや高価です。2〜3年程度飾ればいいならナイロン製で充分です。もう少し長く7〜10年は上げたい、親戚や近所に自慢したいなら、ポリエステル製です。
紋入れは吹流しにします。紋の染めに10日〜2週間程度かかりますので、その期間を見越して、早めに御注文ください。紋入れが不要なら、五色の吹流しを通常は使用します。
価格です。1.5mのベランダ用の場合、ナイロン製なら、8.000円〜20.000円位、ポリエステル製で、25.000円〜50.000円位です。4m セットはナイロン製で、24.000円〜50.000円位、ポリエステル製で60.000円から80.000円位です。8mポールは20.000円から 40.000円位です。
(価格は当店の店頭割引価格)
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