自分でおひなさまや高砂人形、わらべ人形、羽子板を作りたいという方のために、木目込人形と押絵の手芸用キットも販売しています。この分野では、日本中でベスト3に入る店と自負しております。カタログもあります。木目込人形材料カタログ(一般・雛人形があります)請求のページはこちらです。
ご注文はカタログをご覧の上、品番、品名とボディ、セットの別(ボディとは人形本体と頭のみ、セットとは本体、頭、型紙、布、台、のりが付きます)をご指示の上、お電話、ファックス、メールにてお受けしております、代金引換便でもお受けします。
金襴、縮緬、友禅、一越等の人形用、手芸用の和風布地を1000点ほど取り揃えています。通信販売はいたしておりませんが、実店舗にて20cmから切り売り販売いたしております。交通至便の場所ですので、御来店の上お求めください。JR、地下鉄 浅草橋駅下車、東口を出て左へ並び4軒目です。
(浅草橋は秋葉原のひとつ千葉よりの駅です)
人形用ガラスケースも各種取り揃えております。地方発送や海外発送に便利な組立て式ケースもあります。また小型人形用ビニールケースも有ります。
人形用、各種部品、小道具も充実しています。 かんざし、扇子、傘、うちわ、鈴、熊手、ほうき、行灯、太刀、各種ひも、根付ひも、ふさ、おひなさま用冠、しゃく、天冠、玉串、巻扇、桧扇、三人官女の小道具、五人囃子の小道具、人形用髪の毛、反りばさみ、寒梅粉、桐粉、ひな人形用屏風、ぼんぼり、桜橘等の道具各種、市松人形用寸法表(12号用のみ)等々。 部品、小道具の簡単なパンフレット有ります。木目込人形用小道具パンフレット(無料)のご請求はこちらです。
革命的新製品です。木目込みまりに簡単、正確に線を引くことの出来る器具です。名付けて『ラインダンサー』といいます。
まりは、筋彫りが手軽にできるようにスチロール樹脂を使用します。6p、5p、4p、3.5p、2.5pの大きさのまりに使えます。最初にこの器具(ラインダンサー)を使って、線をどう引くかの基本さえ覚えれば、あとはご自分で好きなように線を引き、お好みの色の布を木目込んでください。
つるし雛風にぶら下げてもよし、木目込み人形の小道具に使うもよし、と応用自在のきれいなまりが簡単に作れます。
不定期ですが、時々講習会も開催します、基本的な線の引き方のパンフレットも用意してあります。お問合せはメールまたはお店まで(03-3862-6088)
みやび人形学院の名前で、週2回(土曜午前・午後)木目込人形教室を開いています。講習料は4回分2,730円の教授コースと1回945円のフリーコースがあります。(教材費は別)教授コースを卒業して(1〜2年かかります)当学院認定教授になり、ご自分で人形教室を開いている方もたくさんいらっしゃいます。もちろん、のんびりやりたいというひまつぶし志向の方や、男の人も、たまに外人の方もいます。資料御希望の方は、こちらのメールまでお問合せください。またはお電話・ファクスで。【TEL03-3862-6088・ファクス03-3866-3916】
当店のすぐ南を流れる神田川の源は三鷹の井の頭池です、かっては皇居付近を経由して東京湾へ流れていたのを、二代将軍の秀忠が、江戸城防衛のため、飯田橋付近から人工の川を作り直接隅田川へ流すことを命じます、御茶ノ水駅下のあの美しい神田川は、つまり運河なのです。
この上流の新宿区早稲田付近にかかる橋のひとつに「面影橋」という、なんとまあロマンチックな名前の橋があります。今は住宅街の中のどうということのない橋ですが、桜の頃の景観は見事とのことです。
ここが有名なのは「山吹の里伝説」です。江戸城築城で有名な太田道灌が、当時まだ田舎のこの地に鷹狩に来ましたが、途中で雨に逢います、そこで近くの家の娘にミノを借りようとしました、すると娘は山吹の花を黙って一輪差し出すだけです。
後に道灌はその意味を知ります。それは『七重八重 花は咲けども山吹の みの一つだに なきぞわびしき』という古歌にかけた答えでした。つまり『残念ながらミノはない』という意味だったのです。道灌は自分の教養の無さを恥じ、以後は和歌を学ぶようになったという故事です。
この面影橋は田山花袋の「生」や、阿刀田高の「面影橋」という小説にも登場します、また有名なフォークソング「神田川」はこの付近の安アパートの設定で作られた曲といわれています。
当店の人形材料に「面影橋」があります、これが教養ある娘の立ち姿なのです。
石橋と書いて『しゃっきょう』というお人形があります、『 いしばし』 ではありません、能の作品のひとつですが、歌舞伎にも取り入れられていることから、鏡獅子、連獅子も含めて石橋物と呼ばれます。
髪の毛の赤い獅子と白い獅子だけの物語ですが、能と歌舞伎では筋書きが少し違います、歌舞伎で有名なのは最後の毛振りという演技です、身長より長い髪の毛を大きく回す所作は圧巻です、結構長時間の演技ですので、役者がふらふらになっているのが遠くからでもわかるほどのすさまじい動作です、終わった時は観客全員が大拍手です。
歌舞伎座で時々公演していますので、ぜひご覧下さい。
当店にもいくつかの連獅子、石橋の人形材料があります、おめでたい時の贈り物にいかがでしょうか。
大きな袋を背負い、右手に打出の小槌を持ち、米俵を踏みしめ、大黒頭巾を被った福々しい顔のおなじみの人形です。
さてその大黒天、元はインドの神様です、マハーカーラーといい、大変に恐ろしい顔をしているそうです、マハーは大、カーラーは黒を意味するので、直訳して大黒、という訳ですが、日本には大国主命という因幡の白兎で有名な神話の主人公がいます、この大国と大黒がともに だいこく なので、いつしか日本では合体して、大黒天すなわち福の神となっていきました。
この大黒様、米俵、打出の小槌、福袋と、福をもたらす小道具を備えた、まさになんでもありの結構な神様なのであります。
現在当店では三点の大黒様の材料があります、慶時の贈り物にどうぞ。
高砂はおじいさんとおばあさんでおなじみの、大変に縁起のいいとされている人形です。また結婚式など、おめでたい席でもよく唄われる有名な曲目でもあります。
さてその高砂とは地名です、昔の播磨の国、高砂の浦、現在の兵庫県高砂市です。そこに植わっていた高砂の松の前で、おじいさんの尉(じょう)が、熊手で福の象徴の松をかき集め、おばあさんの姥(うば)が、ほうきで掃く(はく、つまり百、又厄を掃く)ことで福を招き寄せる、という、夫婦円満の象徴とされる能の演目です。
関西では結納品の目録の中に必ずこの高砂の人形を加えます。関東では結納品を持参するという風習が近年ほとんど廃れてしまい、『おじいさん、おばあさんの人形て、なに』という若い人が増えてきたのは残念なことです。
当店の人形材料には、現在四点の高砂があります、結婚の御祝いや金婚式の贈り物に作って贈れば喜ばれるかも。ちなみに高砂市には高砂神社、別名、尉姥神社があるそうです。
『暮れ六つ』という大変に評判のいい木目込人形材料があります。ところで、暮れ六つ、とはどういう意味なのでしょうか。
江戸時代の時刻は日の出と日の入りを基準にしていました、昼を六等分、夜を六等分して、それぞれに干支を当てはめていたのです、そしてその時刻を知らせるのに、鐘や太鼓を叩いていました。夜明けの六時頃の卯の刻には打数が六回で、明け六つ、といい、夕方六時頃の酉の刻も同じく打数が六回で、暮れ六つ、と呼んでいました。もっとも夏と冬では、昼間と夜の時間の長さが替わるため、時間はあくまでも目安ですが。
時計のない江戸時代は人々は鐘や太鼓の打数を数えながら生活していたのです。
お福さんとは正式には、おかめの面に似た女の人のことです、額、鼻、あごが低く両頬が膨らんだ顔です、これを『三平二満』ともいいます。
別名おたふくともいい、不美人を指す言葉ではありますが、字にすれば『お多福』、いかにも福が多そうで、顔まで愛嬌ある福相に見えます、この笑い顔の人形がお福さんです、『玄関に飾ると福が授かる』、とのことで、この人形材料は昔から売れ筋です。
日本画の巨匠、横山大観の作品に“無我”というのがあります。あどけない童子が野原に立っている作品ですが、大観はこの子の表情に、無の境地を表現しようとした、と言われております。大観はこの表情を出すのに大変苦労し、実は三点の無我を残しています。この無我をヒントにした木目込材料の無我も、昔からの定番品です。
凝った人は、襟元を削り、胡粉で埋めています、こうすれば、素肌に直接着物をまとう感じになり、大観の無我と同じ様な雰囲気の人形になります。
人形作りに慣れてきたら、筋彫りや型紙にこだわることなく、少し改造して、自分流の人形を作ってみてはいかがでしょうか、人形作りがさらに楽しくなりますよ。
木目込人形は江戸時代に京都の上賀茂神社の神官、高橋忠重が柳の木の人形に溝を刻み、神官の衣裳などの余り裂をきめ込んだのが始まりと言われています。
その後、日光東照宮の修理、造営に参加した仏師や宮大工が、江戸の北の春日部付近に滞在した際、この付近で盛んだった桐たんすのおがくず、つまり桐粉に着目し、のりと一緒に練ったものを型に押しこみ、桐塑(とうそ)という技法を開発して大きく発展しました。そのため木目込人形は、伝統的工芸品として経済産業大臣より、江戸木目込人形という名前で指定を受けています。
木目込人形のボデイは、現在は、型に入れた桐塑を抜き出して乾燥させ、筋を彫りますが、この筋彫り作業を電動式の小型回転のこぎりで行います、職人の熟練の勘による手作業で筋を彫るだけですので、時々、一本筋を忘れたり、違う場所に筋を入れたりすることもあります。この際は、小型ののこぎりで筋を入れたり、桐粉で埋めたりして補正して下さい。「冗談じゃないわよ」という方は、お申し出下さい、交換させていただきます。
ところで、木目込という言葉の語源ですが、当初、木彫りの人形の溝に布を埋めこむことから、単純に木目込人形になったと思っていたら、実は、「知らぬ顔の半兵衛をきめこむ」とか「おのれおのれときめつける」のキメが語源ではないか、という説もあるそうです。何せ、江戸時代の発祥なので本当のところはよくわかりませんが。
女性が日本髪を結う時に使うものが簪(かんざし)、笄(こうがい)、櫛(くし)です。
かんざしも笄も似たようなものですが、笄はまげの間に水平に差して、髪を固定するのに使用しました、ですからほとんど棒状です、吉原のおいらんはこの笄を十数本も髪にぐるりと差していますが、芸者は二本までと決められていたとか、江戸時代にはいろいろと約束事があったようです。
かんざしはご存知のように多種多様です。平打、玉かんざし、立挿し、両天、びらびら、扇、薬玉などなど、髪飾り全般をいいます。
素材はいろいろありますが、べっ甲が高級品です、べっ甲とは南洋の海に生息するタイマイの甲羅を加工したものです。特に花嫁さんのかんざしはべっ甲と決まっています。理由は「たとえ姑につつかれても嫁姑の仲がうまくいくように、亀のごとく一度は首(反論)を引っ込めなさい」という意味だそうですが、かなりのこじつけ論法ですね。
お店で販売している人形用のかんざし類は、もちろんプラスチック製です、べっ甲は超高級品ですし、なにより現在は輸入禁止となっています。
のりは市販のヤマト糊でも可能ですが、やはり接着力の強い寒梅粉(米粉)がベストです。
理想的な作り方は、少しの寒梅粉を板の上に載せ、水をほんの少したらして竹べらなどでよく練ります、一時間ぐらい置くと強い粘り気が出てきて、目打ちの先で引き上げると糸を引き、溝へ入れやすくなります。
ヤマト糊よりかなり固めですが、このため布にのりが滲みないため、仕上がりがきれいです。
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